それチラシの裏にでも書いてろよ

またの名をクソオタクのクソポエムノート

下手くそなラブ・ソング

4月の15日。あれから緩やかに緩やかに流れ続けた三ヶ月。

最後の1週間が終わろうとしている。

これを書いているのは7月13日、「関ジャニ∞ 渋谷すばる」の最後のテレビ出演から、そろそろ一週間。

あんなに緩やかに穏やかに、嘘なんじゃないかってくらいゆっくりと流れ続けた三ヶ月だったのに、最後のテレビ出演までの三日間はえらく慌ただしく、まるで濁流のようだった。

こんなにしんどい思いをしたのは、オタク人生で初めてかもしれない。

三ヶ月間、彼らがあまりにもいつも通りすぎて、ちょっとだけ、ほんの少しだけ、本当のことを忘れかけていたから、尚更。

多分、現実逃避だとは思います。それでもこの三ヶ月、彼らは「いつも通り」の、私の好きな「7人の関ジャニ∞」だったから。

 

何から書けばいいかな。
どんな所が好き?とか、どんな気持ち?とか、今はどんな言葉を尽くしても足りない気がしている。

言葉って無力だ。私が感じたこと、思ったこと、全部を伝えきることが出来ない。
そもそもこの記事だって、私が私の中の整理をしたくて書いている、いわば大掃除のようなものなので、別に言葉を尽くす必要はないのかもしれない。

 

友達の話をします。すばるくんが大好きな友達の話です。

元々私も彼女も、全然ジャニーズに関係の無い二次元ジャンルで出会って、住まいが関西と関東なもんだから滅多に会えないけれど、なんとなくタイムラインにいたらほっとするな、くらいの友達でした。
昨年冬、エイタメコンの時に、件の友人と一緒に、共通の友達の家にお泊まりをさせてもらった時。
元々彼女も、共通の友人である家主も嵐のファンです。足掛けかれこれ10年くらいなのかな?ジャニオタ若葉マークの私からしたら大先輩。
彼女達に嵐のコンサートDVDを見せてもらって、相葉さん頑張り屋さんだなぁとか、嵐さんはステージセットにむちゃくちゃ力入れてるなぁとか、山は沼だなぁとか、そんな話をしてたと思います。
まあそうなったらさ、私も持ち込むじゃん、見てくれー!とりあえず見てくれー!って見せるじゃん。

 

そこで見せたのが、「Black of night」でした。

 

マーーーーびっくりするほど食いついてくれまして(あとから聞いたら嵐に落ちたのも楽曲きっかけだったらしい。オタクの業は変わらねぇ)、翌日にはなぐりガキBEATの新年版も含めてCDを買ってくれていました。初動の早いオタクです。
暫くは「誰が担当かなぁ」なんて言っていて、ゆっくり決めていけばいいか、なんていいつつ怒涛の勢いで当時公演の決まっていたヤスくんや横山さん、大倉くんの舞台抽選に申し込みまくり(大倉くんの舞台は外れました。ちなみに私も外れました)、最終的に「すばるくんが好き」に落ち着いたのが初夏?春?だったかな?
今だから言うけどね、私、人が恋に落ちる過程を見ているような気分でした。担当は理屈じゃないんだなって。
元々「よこすば怖い」ってイメージだった彼女が、どんどん関ジャニ∞のギャップに落ちていって、新年会で見せたすばるくんの熱さをきっかけに、彼の可愛いところ、優しいところ、不器用なところ、熱いところにズブズブになってくの、「沼に落ちるってこういう事か」って思ったよ。
その年、ジャム魂合わせで松原.カラーでアロハを着たりね。あれむちゃくちゃ楽しい。アロハシャツ、これからも現場服で使うと思う。めちゃくちゃ年甲斐ないけど。
村上さんと渋谷さん、担当は違えど、お互い同じ人達が好きなオタク同士、それまでなかなか遊べなかったのが嘘みたいにめちゃくちゃ遊んで。
関西と関東だぜ?何お前らひと月に1回ペースで会ってんだよ。
あなたが同じ人たちを好きになってくれたから、2017年は楽しい楽しい1年になりました。

 

4月のあの日。私の世界がひっくり返った日。
一番に思い浮かんだの、実はあなたでした。

メンバーよりもすばるくん本人よりもまず考えてしまったの、オタクとしては薄情かもしれない。
それでも一番身近な「すばるくんを好きな人」であるあなたのことを一番初めに思い浮かべてしまったし、正直、どう声をかけたらいいかわからなかった。
だって私は、今年の夏もあなたと一緒に関ジャニ∞に会いに行くと思っていたし、二人ですばるくんの歌を聞くと思っていたから。
お互い訳がわからないまま、それでも「行かなきゃいけない気がする」と、今年のコンサートに行くことを決めてくれたの、ありがとうってずっと言いたかったんです。
ありがとうね。
もしかしたら私の話すいろんなことがあなたを傷付けてはいないかって、不安だったんです。
ごめんなさい。
この三ヶ月、私自身も躁鬱を繰り返して、落ち込んだりやたらと元気になったりしていたけれど、ずっとずっと迷子になっているあなたが心配で、不安で仕方がなかった。余計なお世話かもしれないから、求められない限りは何も言えなかったけど。

怒涛の勢いで始まった7月2日からの一週間。
生放送で盛大に送り出す冠番組での、彼の「eighter!」の声。
もう一生聞けないと思っていたその声で、もうどうしようもなく寂しくなってしまって、勝手だけれど悲しくて悲しくて。
それでも彼の、彼らの道は、これからも果てしなく続いていく。
私達の前で話してくれる最後の最後まで、六人の事を話すのが頼もしくて、けれど「寂しいね」と泣いてしまった錦戸さんと、どうしたって私は同じ気持ちになってしまって。
週を明けてからの木曜日。「渋谷すばる」最後の、レンジャーの言葉。
これはもう、ファンだけが共有できる内緒話みたいなものだと思うから全てに言及はしないけれど、それぞれがそれぞれのやり方で「これまで」を振り返って「これから」の話をするの、とっても頼もしくて。
何よりも、ずっとすばるくんの隣で歌っていた亮ちゃんが、すばるくんの事を好きな人達を、つまり私からしたら、あなたへ、言葉を伝えてくれたことが嬉しくて。
そういうのも全部ひっくるめて「きっと大丈夫」って思えたんです。
だってこれは「袂を分かつ」彼らの、新たな門出だもの。悲劇だなんてちっとも思わないよ。
だから彼も、彼らも、私も、あなたも、きっと大丈夫だって、そう思えたよ。
果てしなく道は続いていくけれど、きっと長い長いこれからの道の中で、またどこかで袖擦り合う日が来ると思うから。
彼らのうたう歌は「希望の歌」で、「今は未来に向かう道の途中」だ。

 

今週末、とうとう新たな「関ジャニ∞」の、今年のコンサートツアー、「GR8EST」がスタートします。
まずは札幌で、待ち合わせをしましょう。
そしてきっと、「楽しかった」といって手を振りましょう。
グズグズになったっていい。きっと沢山泣いたって、笑えるはずだから。