それチラシの裏にでも書いてろよ

またの名をクソオタクのクソポエムノート

朝焼けの星に寄せて

まさかはてブロ立ちあげるとは思ってなかった。
最初のエントリーがこんな話になるなんて思ってなかった。

 

はじめましておはようこんばんはこんにちは、重めの関ジャニ∞オタクです。
もうこの出だしからお察し頂けるかとは思います。個人的には未曾有の大災害にあったような心持ちですが、肉体は滞りなく現実社会を生きているもので、整理をつけるために書かせて頂きます。

ブログタイトルからもおわかりの通り、これは「チラシの裏」です。
ワールドワイドウェブに公開しといて何言ってんだこいつと思われるかもしれませんが、別に私と違う意見であったとしてもそれは当たり前の事です。環境も肉体も思想も違うのですから。
もしもこれを読んでいる、或いは読もうとしている貴方が、私や他の誰かの意見に振り回されたり滅入ってしまったりするのなら、貴方の感情は貴方だけの為の物である、という事はお忘れにならないように。

 

前置きが長くなりましたね。ちょっとした現実逃避です。ええ、この期に及んで。

 

2018年4月15日、午前11時。ジャニーズ事務所所属、関ジャニ∞渋谷すばるさんが、事務所を退社する決断をされたと、発表されました。
ファンクラブ会員向けに案内のメールが入ったのが午前9時半頃。
関ジャニ∞からの」ではなく、「関ジャニ∞メンバーからの」という言葉に、とかく、オタクが過敏になってしまう「大切なお知らせ」という一文を伴って、我々の目に飛び込んできました。
先走っての(先立って、ではなく 先走って)某誌の報道については、「いやいやそんなわけないでしょ、だって渋谷すばるだよ?」という確信に似たものがあったことで退けることが出来ました。
退所の理由とされていたものが、あまりにも我々の知る「渋谷すばる」からかけ離れていたことが一番大きな理由かと思います。

 

けれど、あのメールは。公式から送られてきた、あのメールは。
それまで私と同じように、なんなら某誌をおちょくるような大喜利まで行っていた人たちも含めて、大きく揺さぶられました。
そして、件の「渋谷すばる」本人からのメッセージ、「事務所を退所し、新たな人生を歩む」という決断。
「どうして?」という気持ちとともに、「ああ、そっか」と、どこかで考えてしまった自分がいます。
普段は多くを語らないくせに、あんなにも真摯に、我々に言葉を尽くしてくれる彼のメッセージ。

様々なものを飲み込みながらも、彼の背中を押すことを決めたというメンバーのメッセージ。
はっきりと書いてあるのに現実味があまりにもなくて、恐らくどこかで「嘘だよ」と言って欲しかったのかもしれません。
決定的だったのは、会見での彼らの言葉でした。

 

メッセージと同じく、心を尽くしながら、真摯に「人生の選択」について話す渋谷すばるさん
涙ながらに「今日が来なければ」と、それでも「すばるに負けないように全力で突っ走っていく」と語った横山さん
微笑みながら「二人だけで共有したい」と話す丸山さん
「これで良かったやろと証明してほしい。ぼくらもすばるくんにどうやと言えるぼくらでありたい」と真っ直ぐ言う錦戸さん
彼を「幼馴染」と話し、「彼の21年はぼくらの21年」と凛と語る村上さん
怪我をおしてでも出席したかったと、それでも「音を楽しむことを追求した彼だからこそ奏でられる音楽がある」と背中を押した安田さん
「自分勝手な決断をしたすばるくんを、やっぱり嫌いになれなかった」と話す、大倉さん

 

そこにいたのは、やっぱり私が好きな七人でした。世界一かっこいい七人の男達でした。
同僚ではない、友人として、一人の男の背中を押す、そして友人として、彼らへ真摯に目を向ける、私の大好きな人達でした。

報道陣の下世話な質問を食い気味に否定していく渋谷さんの姿、周囲に付け入る隙を見せない、あまりにも完璧な会見。
この七人だからこそ、できたことなのだと思います。
週があけて、学校に職場にと戦いに向かわなくてはならない我々が、「あの会見が全てです」と胸を張って言えるような。

 

でもね、ずるいんですよね。
だって完璧なんだもん。私たちが聞きたかったこと、言いたかったこと、全部あそこで完結させちゃうんだもん。
嫌わせても喚かせてもくれないんだもん。
振り上げてしまった拳を、収めるしかなくなっちゃうんだもん。
世間の波風ごと、私の「こんなのひどい」も「だいきらい」も、みんな封じ込めちゃうんだもん。
言いたかったこと、言いたいこと、みんな喉の奥で詰まって、飲み込むことも吐き出すこともできないんだもん。
ひどいよね。ほんとひどい男ですよ。こんなにいろんな人たちを泣かせてねぇ……色男かよ……知ってたわ……むちゃくちゃ色男だわ……。
優しさって、時にはこんなに心をズタズタにしていくんだな〜とぼんやり考えてしまいました。
怒涛の勢いで時間が過ぎていった昨日より、一夜明けた今の方が、なんだかずっとしんどい気がします。なんでかな。起きたら夢じゃなかったからかな。
ほんとのほんとに、私たちの愛する「関ジャニ∞」から、あの真っ赤な歌うたいがいなくなっちゃうんだって、わかりたくないのにわかっちゃうからかな。
心の整理をつけたくて〜なんて書きましたけど、全然ついてないです。いつつくのかもわからないです。時間が解決してくれるとも思えない。
だって絶対に風化しない存在なんですもんあの人。そりゃそうでしょ。あんな人、風化できるわけないじゃん。
それでも卒業してっちゃうんだなと、メンバーがあれだけ言葉を尽くしても、安全で優しい場所を飛び出してでも、新しい事を始めたいと話すから、自分の人生を自分で責任を取りたいと話すから。

飲み込むしかないのかな、と思います。どうなっていくかはわからないけど。

でもあの安全で優しくて温かな場所を飛び出すからには、絶対に大物になってくんなきゃ嫌ですよ。


10年後またここで会おうよって言ったじゃないか!嘘ついたら針千本、水なしで飲ますからな!

 

ほんとにね、今までは、究極言えば、「生きていてくれさえすれば」って思ってたんです。
だってそこにいると思ってたから。生きていてくれさえすれば、いつでも会えると思ってたから。
そうじゃないんですよね。永遠なんてないんです。終わりが来るから始まりがあるんです。
彼らと彼の新しい始まりを、どうか美しく、誰にも汚されることだけはないように。
まだ背中を押し切れない今は、ただただ、それだけを願います。
だってやっぱり私にはあの七人が特別だし、赤色はいつまでも私達の一等星だし、年上三人は朝焼けの星と昼の月と夜の太陽だと思ってしまうので。

 

重ねてになりますが、どうか貴方自身の選択が私や他の誰かと違っていたとしても、それを気負わないように。
貴方が自分の意思で選んだ選択を、それを選びとった貴方自身を、誇りに思ってほしい。
そして貴方以外の誰かの選択にも、できればそう思っていてほしいです。